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​資料室

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子ども家庭リソースセンターより

カナダのノーバディズ・パーフェクトプログラム  祝30周年!

                                

 2018年暮れ、カナダ公衆保健機関健康促進センター長アンナ・ロマーノさんからNP30周年を祝うメールが届きましたのでご紹介します。カナダではこのプログラムが30年以上全国の親たちに届けられてきたのです。私たちがカナダでNPに出会って25年、プログラム実施に漕ぎつけて12年ほどになります。皆さんのご尽力により、CFRCの2017年度の実施プログラムは全国で91件、参加者数944人でした。30周年まで18年、NPがこれからも長く引き継がれていくことを願っています。

 

ご挨拶

 カナダ公衆保健機関は、ノーバディズ・パーフェクト親プログラム30周年を祝い、皆様にお伝えできることを大変喜んでおります。これは皆様方と私たちのコミュニティ、州、準州そして国際的パートナーからの支援と献身なしにはなし得なかったことです。

 

 振り返れば、プログラムが~どんなトピックで話し合うのか、何の資料を使うか、プログラムが参加者にどのように役に立つかを確認しながら~それを決める中心に親がいて、まさにノーバディズ・パーフェクト流に発展してきたのは明らかです。

5冊のテキスト、からだ、安全、こころ、行動、そして親編の内容が、プログラムが依拠した参加者中心の考え方と同じく、プログラムの核となる基本原理となっていきました。

 

 何年もの間、数千の人々がNPファシリテーターとして養成され、カナダ中のさらに多くの人々がプログラムに参加しました。30年経っても養成への要望は続いていて、関係機関は、かかわる親のために柔軟にデザインされたプログラムの恩恵に浴し続けています。

 

 プログラムはいくつかの言語に訳されて他の文化に適合し、日本、チリ、メキシコを含めた国々で実施されています。NPへの国際的な関心は続き、他国でもプログラム実施が注目されています。

 

 2016年、NPプログラムからの情報が幅広いチップシートとして翻案され、一般向けにオンラインで利用できるようになりました。

 

 親であることは報いられると同時に困難をかかえるものです。親へのサポートは、とくにその初期には誰にとっても、まして困難を抱えた親にとっては重要なことです。何年もこのプログラムを実践してこられた全ての皆様、カナダ中そして世界中でこのノーバディズ・パーフェクトプログラムを通して、幼い子どもたちを育てる親たちをサポートし続ける皆様に、私の感謝の気持ちが届くよう願っています。

 

               (2018年5月 CFRCおたより掲載 伊志嶺訳)

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